韓国の新大統領が尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏に決まりましたね。
여러분 안녕하세요 !
昨日、3月9日は韓国にとって大事な日でした。
そう、第20代大統領選挙です!
現大統領の文在寅(ムン・ジェイン)氏が所属する革新系与党の「共に民主党」、前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏が所属していた保守系最大野党の「国民の力」から出馬している2候補のどちらが当選するのか、ずーっと前から気になってました。
(実際には十数人の立候補者がいましたが、実質一騎打ちでした。)
「隣国の大統領選挙なんて、日本人は興味無いわ!」みたいな主張も何回か見かけましたが、個人的には日本にとっても大変意味のある出来事だと考えています!
”最悪の日韓関係”と言われている昨今ですが、韓国は日本から地理的に最も近い国であり、経済を始め民間人の往来も多く、切っても切れない関係だと思います。
(現に僕が韓国留学に来ているのも、それに当てはまるかと。)
現在の文政権が始まってから、日韓関係は急速に冷え込みました。
いわゆる慰安婦合意の実質的破棄や徴用工訴訟の異常判決をはじめとして、様々な冷え込み要因がありましたが、個人的に大きな要因は2つ、「韓国海軍レーダー照射問題」と「韓国のホワイト国除外に対する大規模なNO JAPAN運動」だと考えています。
特にホワイト国除外に対する日本製品不買運動は、2019年の夏に日本でも大きく報道されました。
一連の経緯をご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。
日本が韓国へ輸出していた半導体素材について、軍事転用が可能な素材であるにも関わらず韓国側の管理が不透明であったため、日本が度々改善を要求していましたが、その改善が見られなかったため、韓国に対するホワイト国扱いを解除し一般的な国と同等に見直しました。
ホワイト国とは、日本が指定した輸出先に対しては重要な素材であっても手続きを簡素化して取引できるというものです。
ホワイト国から除外された韓国は、該当素材を輸入する際に毎回用途を書かなくてはいけなくなりました。
(決して”輸出禁止”ではありません!)
日本人からすると「そりゃそうだよなぁ~」と思う事案ですが、何と韓国は大反発!!
「日頃から日韓が抱える様々な衝突についての経済報復だ!」との意見が相次ぎ、大規模なNO JAPAN運動が始まりました。
「日本製品は買っちゃダメ」これがメインの運動で、不買運動の団体が日本メーカーのロゴを描いた箱を踏み潰すパフォーマンスは日本でも報道されましたね。
他にもユニクロの前で不買を呼びかけるどころか、買い物をした韓国人に対して嫌がらせが行われるなど、酷い運動でした。
(お酒の「ほろよい」にウン万円の値札を付けて、”買えるもんなら買ってみろ!”みたいなパフォーマンスをしているお店もありましたねw)
2019年夏、当時僕は大学1年生で、大学で参加していたとあるプロジェクトで韓国の現地調査に行く予定でした。(たしか8月下旬かな?)
当時は日本のニュースでも連日取り上げられていたこともあり、大学の判断で韓国渡航は中止になりました...
「でもせっかく夏休みだし、自費で行っちゃう?」と仲間内で盛り上がり、メンバー6人で9月中旬に韓国ソウルへ行きましたw
実際にソウルを散策してみたのですが、NO JAPANと書かれた垂れ幕なんかは見当たらず、日本人が買い物をしてても特に不自由は無かったです。
(若者が多い弘大周辺や明洞をメインに歩いたことも要因でしょうが...)
ダラダラと文章を書いてて気付いたんですが、大統領選挙の話から不買運動の話へ脱線しましたww
話を戻して・・・
様々な要因が積み重なって冷え込んだ日韓関係はもちろん、国内でも疑惑がウワサされる現政権...
その与党に嫌気がさした人々が多くなったのか、今回は保守系野党の尹候補が当選しました。
ただ、昨日の投票は24時を回ってからも大接戦で、最終的な差も本当に僅かでした。
(こんなに現与党を支持する人いるんだ...って思いました。)
実は僕、先週に大邱広域市の頭流(トゥリュ)公園で尹候補本人の演説を見ました!!
記事の最初に貼ってる写真は、その時に撮影したものです。
韓国人の友達からは、大邱市は保守的な街と聞いていましたが、その通りで人がごった返してました!!
「ユンソンニョル、デトンリョン!」のコールが響き渡るなか、途中から太鼓まで登場して大盛り上がりでした。
日本人の男子大学生がポツンと立ってるなんて、シュールですね(笑)
乗り越えるべき課題が山積みの日韓関係ですが、どうか次の韓国政権で頑張ってもらいたいですね!!
(政治では反日、経済では用日ということには気を付けて...)